AIが自分の仕事を全部「奪って」くれてけっこう

AI(人工知能)に関して、堀江貴文氏の「AIに仕事を奪われると嘆くダサさ」という記事が載っていました(5/19 東洋経済ONLINE)。サブタイトルは「『搾取される側にいる人』たちの残念な発想」。

記事は「AIに仕事を奪われる」という発想は、使われる側、搾取される側のものであり、なぜAIを使いこなして価値を生み出すという視座が持てないのかというものです。
さらに、AIの進化は発展途上であり、「未来」ではなく「今」、自分の「好き」という感情に向き合い、没頭せよと書いてあります。

堀江氏の考え方、ただ「おもしろいから」「楽しいから」行動するというのは、自分も同じですが、この考え方、価値観は、いろいろな考え方、価値観のひとつであり、そう思わない人がたくさんいるのも事実です。

堀江氏から「好きなことをやればいいじゃないか」と言われてもピンと来ない人は来ないし、そう思っている人はもうとっくにやっているはずです。

AIに関しても、いろいろな考え方があるのが当然で、「搾取される側」の発想とは違う観点から危機感を感じている人もいるはずです。

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さて、AIに関して、私はどんどん進化してほしいと思っています。
雑用も仕事も、AIが「気を利かせて」やってくれればありがたいです。

AIが「カワサキさん、今日のお昼はピザを食べたい気分ですよね? 気に入っているパイナップルの乗ったやつを頼んどきましょうか?」と声をかけてくれ、「さっきライターの人から原稿が送られてきたので校正して、裏も取っておきました」ということになればありがたいです。

さらに、「先方のAIとミーティングして、こういう段取りにしました。OKだったらすぐ動きますけど」とか「この仕事、私(AI)ができるので受けますよ。他に私ができる仕事の営業もしておきますね」と、AIがガンガン仕事をして、稼いでくれれば助かります。

ついでに、「私(AI)が働いた分のお金を運用して増やしておきました」となれば、なおよいです。

では、自分は何のためにいるのかと言うと、それこそ「面白いこと」「楽しいこと」「好きなこと」をやるためです。

AIが、「カワサキさん、この会合、面白そうですよ。行きます? 手配しますか? 行っているあいだに、私いろいろ片付けときますから」と、働いてくれればいいじゃないですか。

「え~っ、そんなことあり得ない! そんな時代来ないよ!」と思いますか?

じつは、これをAIではなく人がやって、近い形にしているビジネスオーナーはけっこういます。すなわち、毎日のルーチンワークは自分ではない人(複数)が回し、大切な決断だけ自分がしているという状態です。

それこそ、会社や組織は、自分以外の複数の人が仕事を分担して回しています。
国や世界も、複数の人が仕事を分担しているから、いろいろなことがスムーズに回っているわけです。何から何まで、あらゆることを全部自分がやらなければならない、無人島で一人暮らすような毎日になるとなかなか大変です。

自分の仕事や雑用のどの部分をAIあるいは人にしてもらうのか、自分は何を分担し、集中するのか、いったい自分にとって価値ある役割、意義ある毎日とはどう過ごすことなのか、改めて考えてみるとよいかもしれません。

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